VOICE ESSAY / FIRST TOUCH
自分の記事に、お金をつけるほどの価値があるのか。そう迷う人へ、新しい記事を量産せず、過去の記事を100円で呼び起こす方法を考えました。
今回の話を一文で言うと
記事の価値は自分だけで決めず、無料で届けた過去記事を、時間が経ってから100円で呼び起こしてみる。
THREE SIGNALS FROM THE VOICE
今回の音声から浮かび上がった3つの論点
価値は書き手だけでは
決められない
自分には大したことがない文章でも、別の誰かには100円を払って読みたい記事かもしれない。
新しく量産せず
過去記事を呼び起こす
有料記事のために特別な原稿を増やさず、すでに積み重ねた記事を一本ずつ見直していく。
無料と有料の間に
時間を置く
公開直後は無料で届け、1週間後や1か月後に100円をつければ、露出と販売の役割を分けられる。
自分の記事の価値を、自分だけで決めていないか
noteで有料記事を始めようとすると、「自分の記事に、お金をつけるほどの価値があるのか」と考えてしまいます。
でも、自分にとっての価値と、誰かにとっての価値は違います。僕が大切にしているものでも、あなたには必要がないかもしれない。反対に、僕が大したことではないと思っている文章を、誰かが必要としてくれることもあります。
同じ100円でも、人によって、置かれている状態によって感じ方は変わります。だから「この記事には100円の価値がある」と自分で証明してから有料にしようとすると、なかなか一歩を踏み出せません。
読むか読まないか、100円を払うか払わないか。最後に決めるのは読者です。書いた側が先回りして、価値がないと決めなくてもいいと思うんです。
新しい有料記事を量産する話ではない
AIを使えば、似たような記事を大量に作ることはできます。表現を変え、ほかの記事と被らないように整えれば、数だけは増やせるでしょう。
でも、今回の話はそれではありません。
自分が過去に書いた記事を見直して、「この頃にも同じことを考えていたんだな」と呼び起こす。新しい情報を無理に足すのではなく、自分が積み重ねてきた時間ごと、もう一度読者の前に置いてみる方法です。
僕自身、noteの記事は1000本を超えています。古い記事は、そのままでは少しずつ埋もれていきます。ただ、書いていることの根っこは、今とそれほど変わっていません。
AIが広がる前から何を考え、どんな言葉を残していたのか。公開日も含めて、それは僕の活動の記録です。消したり新しく見せかけたりするより、過去の記事として呼び起こしたいと思いました。
ROUTE MAP
無料で届けた記事を、時間差で呼び起こす
新しい記事を増やさず、過去の積み重ねを動かす4つの地点
「時間差100円note」という考え方
新しい記事は、まず無料で公開します。読者に読んでもらい、外から見つけられる状態を作る。そのあと、1週間でも1か月でも時間が経ってから、過去記事に100円をつけます。
これが、僕の考える「時間差100円note」です。
無料か有料かの二択にしない
「まず届けて、あとから呼び起こす」
文章を公開した瞬間に、その価値をすべて決めなくてもいい。
公開されたときに読めば無料。あとから読みたくなった人は100円で読む。最初からすべてを閉じるのではなく、まず届ける時間を作ってから、記事を小さな商品に変えていきます。
有料部分は外から全文を読めなくなります。だから僕は、公開直後の露出も残したいと考えています。無料か有料かを一度で決めるのではなく、時間をずらせば両方の役割を持たせられます。
有料にしたら離れる人もいる
記事に金額をつけると、離れていく人はいます。無料で読みたい人が離れ、有料でも読みたい人や、応援したい人が残る。それは不思議な現象ではありません。
だからといって、焦って全部を有料にする必要もありません。一気に変えると、今度は過去記事を知らせるための作業が増え、プロモーションに追われます。
一日一本にする必要も、一週間に一本と決める必要もない。まずは一本だけでいいんです。
0から1ではなく、0から100円へ
過去の記事を一本選ぶ。大きくリライトせず、「この頃、こんな記事を書いていました」と一言添える。そして100円をつけてみる。
初めて売れたときは、金額以上に気持ちが動くと思います。自分の文章を商品として差し出し、誰かが受け取ってくれた経験が残るからです。
ただし、一本売れたからといって、すぐ全部を有料にしなくていい。記事を量産する方向へ走らず、自分の積み重ねを一本ずつ見直していく。そのくらいの距離感が、疲れずに続けやすいと思っています。
この記事で伝えたいこと
記事の価値を、自分だけで決めない
新しい有料記事を無理に増やすのではなく、すでに残してきた文章を一本ずつ呼び起こす。今回の話で伝えたかったのは、次のことです。
- 記事の価値は、書いた本人だけでは決められない
- 有料記事のために、特別な原稿を量産しなくていい
- まず無料で届け、時間が経ってから100円をつける
- すべてを一気に有料化せず、過去記事を一本だけ選ぶ
- 0から1ではなく、0から100円の一歩を作ってみる
自分の記事に価値があるかは、自分だけで決めない。まずは過去の記事を一本、読者の前にもう一度置いてみてもいいのではないでしょうか。
SECOND TOUCH / RETURN
発信を一周して、この記事へ帰ってきました
この文章から生まれた言葉やイメージは、それぞれの場所を巡り、最後にPinterestからこのWordPressへ戻ってきました。最初に書いたときとは少し違う角度から、もう一度このテーマに触れてもらえたらうれしいです。
Pinterestは、この発信の終点ではなく、元の記事へ戻るための入口です。