Google「お気に入りソース」を使うと、読者が選んだサイトの記事がGoogle検索で見つけやすくなります。この記事では、仕組み、読者側の設定方法、ブログ運営者が用意できる導線と注意点が分かります。
こんにちは。大山です。
検索順位の変化に一喜一憂するだけでなく、「この人の記事をまた読みたい」と思ってくれた読者と、どうすればもう一度つながれるのか。Googleのお気に入りソースは、そのための新しい選択肢です。
この記事で分かること
- Google「お気に入りソース」の仕組み
- 読者がサイトを登録する手順
- ブログ運営者が用意できる3つの導線
- 期待できる効果と、誤解しやすい注意点
更新:2026年8月4日。Google公式情報に基づき、対応言語とAI検索への展開を追記しました。
Google「お気に入りソース」とは
お気に入りソースは、読者が信頼するサイトをGoogle検索上で選べる機能です。選ばれたサイトの新しい記事は、関連する検索をしたときに「Top Stories」などで見つけやすくなります。
大切なのは、サイト運営者が自分で検索順位を上げる機能ではないということです。選ぶのは読者であり、登録したからといって、すべての記事が上位表示されるわけでもありません。
それでも意味があります。これまで検索は、キーワードとアルゴリズムを通じて読者と出会う場所でした。お気に入りソースでは、そこに「この発信元を優先して見たい」という読者の意思が加わります。
2026年、全言語とAI検索へ広がった
Googleは2026年4月、お気に入りソースをGoogle検索が対応するすべての言語へ拡大しました。さらに同年5月には、利用可能な地域のAI OverviewsとAI Modeにも展開しています。

Googleの案内では、お気に入りソースに指定したユーザーは、そのサイトの記事をクリックする可能性が約2倍になったと報告されています。ただし、これは個々の記事の掲載や順位を保証する数字ではありません。
仕様の詳細は、Googleのパブリッシャー向け公式ガイドと全言語対応の発表、AI検索への展開発表で確認できます。
読者が設定する方法
- Googleで関心のあるニュースやテーマを検索する
- 「Top Stories」付近に表示されるお気に入りソースの設定画面を開く
- サイト名またはドメインを検索し、選択する
- 検索結果へ戻り、必要に応じて更新する
登録できる単位は、基本的にドメインまたはサブドメインです。個別の記事URLや、特定のディレクトリだけを登録する機能ではありません。
注意
Googleの設定画面にサイトが表示される場合に利用できます。表示されないサイトへ、リンクだけで強制的に登録させることはできません。
ブログ運営者ができる3つのこと
1.まず、選ばれる理由を記事にする
ボタンを置く前に必要なのは、「このサイトをまた読みたい」と思える記事です。一次体験、具体的な手順、失敗から得た判断、独自の視点。検索で偶然出会った読者が、次も読みたいと思える理由を積み重ねます。
2.設定方法を短く案内する
記事末やプロフィールに、機能の説明と設定手順を簡潔に置きます。サイトがGoogleの設定画面に表示されることを確認できた場合は、Google公式ガイドにある専用リンクや案内ボタンも利用できます。
3.サイト内の回遊を整える
再訪した読者が、次に何を読めばよいか迷わないようにします。カテゴリー、関連記事、プロフィールを整えることで、一つの記事からサイト全体の価値が伝わります。
このサイトでは、実際に試したAI活用をAI時代を生き抜くノウハウにまとめています。たとえば、Gemini CLIとCloud Shellを使った自動化の実践記も、成功だけでなく注意点まで残しています。
期待できること・できないこと
期待できること
- 読者が信頼する発信元を自分で選べる
- 関連する検索で再発見される接点が増える
- Top Storiesに加え、対応地域ではAI検索にも広がる
保証されないこと
- 検索順位の固定や上位表示
- すべての記事の掲載
- SEOや記事品質が不要になること
お気に入りソースはSEOの代わりではありません。新しく、関連性があり、読者に役立つ内容を出し続けることが前提です。タイトルだけを最適化するより、「誰が、何を経験し、何を判断したのか」が伝わる記事ほど、選ばれる理由になります。
アルゴリズムではなく、読者との関係を育てる
僕は、これを「アルゴリズムから完全に自由になる機能」だとは考えていません。検索の仕組みを使う以上、アルゴリズムは残ります。
ただし、発信の軸を変えることはできます。アルゴリズムの機嫌だけを見て記事を書くのではなく、目の前の読者が次も読みたくなる理由をつくる。WordPressに経験と知識を蓄積し、カテゴリーで整理し、読者が自分の意思で戻れる入口を増やす。
それは、借り物のタイムラインに投稿を流し続けることとは違います。小さくても、自分の考えが蓄積する場所を育てることです。お気に入りソースは、その場所と読者を結ぶ一本の道になります。
まとめ:選ばれる理由を記事に積み重ねる
Google「お気に入りソース」は、読者が信頼するサイトを選び、検索から再び見つけやすくする機能です。全言語に広がり、AI検索にも接点が増えました。
しかし、ボタンを置くだけでは関係は育ちません。一次体験を残す、役立つ情報を整理する、誤解を生まない言葉で伝える。そうして一記事ずつ完成させることが、最終的に「このサイトを選びたい」という理由になります。