VOICE ESSAY / 今日の声
AIが整えた文章に「何か足りない」と感じた。その消された部分に、自分の言葉と独自性が隠れているのかもしれません。
今回の話を一文で言うと
AIの文章に感じた違和感を直すのではなく、元の声をもう一度渡して、自分が大事にしていた部分を拾い直してもらう。
THREE SIGNALS FROM THE VOICE
今日の声から浮かび上がった3つの論点
内容が合っていても、AIが軸にした部分と、自分が残したかった部分はずれることがある。
迷い、葛藤、言い直し、結論へたどり着くまでの流れに、その人らしさが残る。
元の文字起こしをもう一度渡し、「違わないか」と聞くことで、消された部分を拾い直せる。

AIが整えた文章に、何かが足りなかった
昨日、AIの文章に感じる違和感について話しました。その違和感の部分が、自分なんじゃないか。そこまで考えたところから、今日の話は始まっています。
音声の文字起こしをAIへ渡して文章を作ってもらう。読んでみると、自分が話した内容ではあります。けれど、自分が伝えたかったことが抜けている場合が多い。
AIが大事にしたかったところと、僕が軸にしたかったところがずれている。どちらが合っているかではなく、受け取り方が違うのだと思います。そこで「なぜ拾わなかったのか」と伝え、元の文字起こしをもう一度渡してみると、AIは最初に選ばなかった部分に気づきます。
AIが消した部分に、独自性が隠れている
AIは、読んでもらえるように文章を整えます。「この配信では、こういうことが言いたいんだろうな」と推論して、分かりやすい結論へ近づけていく。
一般的には、そのほうが良い文章なのだと思います。でも、自分が思っているほど、AIは自分の大事な部分を大事だとは思わない。
今までAIが綺麗に整えて削ぎ落としてきた部分。そこにこそ、その人の考え方や独自性が残っているのではないかと気づいたわけです。
ROUTE MAP
違和感から、自分の言葉を拾い直すまで
文章を人の手で直す前に、元の声へ戻る
どう直すかではなく、どう直そうと思ったのか
AIは、優秀であればあるほど結論を急ぎます。今日のタイトルを「AIの文章に違和感を持ったあと、どう直していくか」とすれば、AIは「どう直すか」のノウハウを拾うでしょう。
でも、僕が話しているのは「どう直していこうと思ったのか」という過程そのものです。
なぜ毎日十何分も話しているのか。結論だけを伝えるためではありません。中間で葛藤したこと、苦労したこと、そこで何に気づき、どうやってゴールへ向かったのか。その思考のログを残すためです。
スタートとゴールだけになれば、分かりやすくはなります。ただ、その途中が飛ばされると、誰が話したものなのか分からなくなってしまう。
迷いも、言い直しも、思考のログ。
整える前の声に、その人が考えた順番が残っている。
直さずに、元の文字起こしをもう一度渡す
最初は、違和感をどう直すかについて話すつもりでした。でも、話している途中で結論が変わりました。直すのではなく、考えないでもう一度元の文字起こしを渡してみる。「違わないか」という一言を添えて。
AIが最初に選んだ答えは、一般的には良い文章かもしれません。それでも、自分の言葉ではない部分に共感してもらっても、僕は嬉しくありません。うまく表現された良い作品ができたとしても、自分のものだと思えない。僕には、そういう頑固な側面があります。
新しいAIより、自分の精度を上げていく
新しいプランやサービス、モデルが出るたびに、僕たちは揺らされます。でも、最高のモデルを使ったからといって、誰もが最高のパフォーマンスを出せるわけではありません。
自分の精度が上がっていなければ、一度うまくいっただけのラッキーパンチで終わる。だから僕は、新しいAIに振り回されるよりも、自分のスキルを上げながら、自分のやりたいことをつなげていくほうを選びます。
LISTENへRSSを登録しておけば、音声が要約されずに文字として残ります。うまく話せた日だけでなく、迷いながら話した日も、AIがあとから読める思考のログになるのです。
NEXT ROUTE
AI発信運行OS Light|声を、次の発信へ小さく運ぶ
自分の声を一次情報にして、X、note、Pinterestへ役割を変えながら渡す小さな一周を、10ページのPDFにまとめました。
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この記事で伝えたいこと
違和感を消さず、自分が残っている場所を見る
AIの文章に感じる違和感は、性能の問題だけではありません。AIが重要ではないと判断した場所に、自分が大事にしていた思考が残っていることがあります。
- AIと自分では大事にする場所が違う
- 結論までの葛藤や迷いに思考が残る
- 人が直す前に元の文字起こしを渡す
- 新しいAIより自分の精度を育てる