元心理カウンセラーの執筆家がAIと戦う

AIの管理に疲れたら!パーソナライズで専属秘書に一本化するサボり方

文章書きでGemini使いの大山です。皆さん、いかがお過ごしでしょうか。

私が日々の発信や仕事の中で、AIをこれでもかと使い込んでいる最大の理由は、ただ一つ。 「とにかく、極限まで楽がしたいから」です。

きっと、この記事を読んでくださっている皆さんも同じ気持ちですよね。 私の場合、ブログの文章をあれこれと考えながら書くこと自体は、それほど苦にはなりません。しかし、その後に待っている「実際の更新作業」が本当にめんどくさいのです。適切な画像を準備したり、タグを細かく付けたり、読みやすいように文章を装飾したり……。こういった細かい作業を、どうにかして全部サボりたい。その強い目的のために、私はGeminiを導入しました。

ところが最近、私はある深刻なジレンマに陥ってしまっていたのです。

気づけば「使えない部下の管理職」になっていた

現在、私のブログ運営の裏側では、「Gem(ジェム)」というチャットルーム機能を使い、それぞれ別の役割を持たせた担当AIを、同時にいくつも稼働させています。

  • テキストの肉付けを担当するAI

  • サイト全体の戦略を考えるAI

  • アイキャッチなどの画像を作る2人のAI

理想のゴールは、「私が最初の文章をパッと書いたら、あとは自動でブログが完成する」という完全な全自動化でした。しかし、現実はまったく違っていたのです。

これら4人の担当AIに対して、私が部屋をあちこち移動しながら別々に指示を出し、上がってきた成果物を一つずつ私が確認し、「ここを直して」と修正の指示を送り、最終的には私の手作業で細かく手直しをする……。

パソコンの前でふと我に返り、私は愕然としました。 「あれ? 楽をしたくてAIを入れたはずなのに、いつの間にか『使えない部下4人に毎日あれこれと指示を出して疲弊する、かわいそうな中間管理職』になっていないか?」と。

以前に、すべての作業を「一回で全部いっぺんにやって!」とAIに丸投げして、内容がめちゃくちゃになり大失敗した苦いトラウマがあります。だからこそ、慎重に役割を振り分けていたのですが、今度はその指示を出すやり取りのほうに膨大な時間を取られてしまい、結果として「全然楽じゃない」という本末転倒な状態になっていたのです。

新装備「パーソナライズ」で4人を融合する

そんな疲労困憊で頭を抱えていた私の前に、Geminiの新しい装備が現れました。「パーソナライズ」という画期的な機能です。

これは、私が過去に新しく作った文章や、日頃の指示の出し方の傾向から、「大山がどのような人物で、どんな表現を好むのか」をAI自身がしっかりと記憶してくれる機能とのこと。これを見た瞬間、私の頭の中にピカリと直感がひらめきました。

「この機能を使えば、バラバラに分かれていた4人の担当AIをきれいに融合させて、私の好みをすべて分かってくれている、たった1人の『超優秀な専属秘書』に一本化できるのではないか?」

そう思った私は、さっそくパーソナライズ機能の使い方をAI自身に質問しながら、私の「極度のめんどくさがりな性格」と「ブログ更新における理想の全工程」を、その頭の中にじっくりと教え込んでみることにしました。

1. 攻めの設定:面倒くさがりのための先回り

AIを本当に優秀な秘書として育てるためには、じぶんがやってほしいこと(攻め)と、絶対にやってほしくないこと(守り)の境界線を明確にする必要があります。まずは、先回りして私を楽にさせるための「攻め」の設定として、以下のような内容を記憶させました。

「私は極度の面倒くさがりです。文章の清書や肉付けの作業が終わったら、私から次の指示を出すのを待つのではなく、あなたのほうから『次は画像を作りましょうか?』『効果的なタグの候補を出しましょうか?』と、ブログ更新に必要な次のステップを順番に提案してきてください」

こうしておくことで、私が「次は何をさせようか」といちいち考えて文字を入力する手間すら、きれいに省くことができるようになります。

2. 守りの設定:絶対に学習してほしくない情報の遮断

一方で、AIに勝手に学習されてしまうと、回答に余計なノイズが混ざってリライトの手間が増えてしまう情報もあります。ここをしっかりと遮断することが、じぶん専用の使いやすいAIを作る上での大切なコツです。私は設定画面を開き、以下の3つの内容だけは絶対に記憶・反映させないように、明確に「遮断」の指定を行いました。

  • 本業のビジネスに関わるすべての機密情報

  • 住所や生活圏などの個人情報が推測できてしまう内容

  • 日常のプライベートなメールのやり取り

理由はとても単純です。AIに頼んでブログの文章を作ってもらう際、うっかり裏側の機密情報や大切なプライバシーが表に出てしまう「事故」を、未然に100%防ぐためです。

私たちのようなめんどくさがりにとって、万が一の情報漏洩への対応や、ネット上での炎上処理ほど、エネルギーを使って面倒なことはありません。だからこそ、最初から入り口をシャットアウトしておくのが、一番安全で確実な防衛策なのです。

3. 無駄に見える試行錯誤の時間こそが最大の資産

ネットの世界を見渡すと、いつでもどこかに「神プロンプト」と大声で叫ぶ神様のような人が現れます。「この呪文をコピペするだけで、すべての作業が完全に自動化します!」といった、魅力的な謳い文句です。

でも、私はそんなうまい話を簡単には信じません。「本当に作業が楽になった!」と心からの感動を得られるのは、「どうしてAIの管理にこんなに時間がかかるんだ……」と、パソコンの前で頭を悩ませた、あの楽じゃなかった苦労の経験(一見すると無駄に見える時間)があるからこそです。

マニュアル通りにいかない画面を前に、じぶんの手で一つずつ設定をいじり、失敗を重ねながら、「次はこうしてみよう」と新しいサボり方のアイデアを発見していく。この一見すると遠回りに見えるプロセスこそが、世界にたった一つしかない、あなた専用の最強のAIを育て上げるための、一番の近道なのです。

Googleも、使う人それぞれの作業スタイルや好みに合わせて、AIが柔軟に形を変えていけるような、パーソナライズの仕組みを公式に整えています。他人の作った呪文を借りてくるのではなく、あなたの日常の癖をそのままAIに預けてみる。それこそが、テクノロジーを本当の意味で味方につけるということです。

💡 公式ページ: あなたの性格や好みのトーンを記憶させ、世界に一人だけの優秀な専属秘書を育てるための、Geminiの公式トップページはこちらです。まずは「私はこういう人間だよ」と、あなたの言葉で教えてあげてください。 Google ヘルプ:Gemini(公式トップ)

まとめ:じぶん専用の相棒を育てて早く寝よう

さて、私の意図を完璧に汲み取ってくれる、新しい設定での「綺麗なぶん投げ」は、はたして次からバシッと決まるのでしょうか。

明日、この新しく整えたパーソナライズの設定を使って、実際に4つの役割を一本化した状態でブログをスムーズに更新できるかどうか、ワクワクしながら実験してみようと思います。

ネットにあふれているような、身になる賢い設定方法の細かい解説や技術的な話は、そういう説明が上手な専門のプロの人たちに全部任せておけばいいのです。

私はさっそく、Geminiに私の「めんどくささ」を徹底的に学習させる作業(という名の楽しい大人の遊び)を少しだけ進めてから、温かいお茶でも飲んで、お気に入りの映画を観てのんびり寝ようと思います。

皆さんも、決して夜更かしをして無理をなさらないように、今夜は早めにお休みくださいね。 今日もたくさんの作業をこなし、情報の波を泳ぎきったあなた、本当にお疲れ様でした。